乳がん体験記① 定期検診〜告知編

めきゃ子
めきゃ子

初めての方は「乳がん体験記を書き始めます」にもお目通しいただければ幸いです。私の治療の概要は「乳がん治療の全容:要約版」を御覧くださいませ。

アメリカで暮らしていた30代の頃、脇の下にしこりが出来て、主治医から乳がん専門の病院を紹介された事がありました。「医療費の高いアメリカで、独身&薄給の私ががんになったらどうしよう!」と心配で眠れなかったことを覚えています。

検査結果は「皮下嚢胞と副乳の腫れ」で放置OKだったのですが、それもあって、なんとなく帰国後は、毎年必ず乳がん検診を受けていました。早期発見という意味で、それは良かったかもしれません。

とはいえ、いざ、がん宣告されるとショックは大きく、精神的に一番辛かったのは告知直後でした。一旦治療が始まれば、日々やるべき事が出来るので、余計なことを考える時間は自然と減っていきました。

最初はステージ0の見立てだった

定期検診〜がん告知までのタイムライン

  • 2019年
    10月10日
    乳がん検診 → 同日細胞診

    マンモグラフィ・超音波検査にて「ミリ単位だが気になる影」が発見される。その場で細胞診を行う。結果まで2週間待ち。

    細胞診とは、直接細い針を刺して,注射器で吸い出した細胞を顕微鏡で観察する検査です。注射の痛みがあります。

  • 2019年
    11月1日
    細胞診の結果:悪性の疑い → 組織診

    疑わしいレベルが高い(Class IV)ため、さらに組織診を行う。結果までさらに2週間待ち。

    組織診は細胞診より太い針を刺し組織の一部を採取する検査です。部分麻酔します。検査後は痛みが数日続いたり、内出血で青くなることも。

  • 2019年
    11月14日
    組織診の結果:乳がんの疑いが濃厚(陽性90%以上)

    「大きさ数mmのおそらく非浸潤がん・ステージ0だろう」と実質のがん告知。

    大学病院へ紹介状を発行、予約を入れてもらう。

    紹介状と画像等のCD-ROMでした。紹介状は封されてあり見ることは出来ません。CD-ROMの内容は病院のソフトでないとデータが開けないので、自宅PCで覗こうとしても無駄でした。(見てもわかんないですし)

がんと言われてショックで奇行

この時点では「ステージ0」なのだから、絶望する事はないのに、ショックで情緒不安定に。様々なネガティブ行為をしてしまいます。(詳しくは「乳がんと言われたら【やってはいけない事】」を参照)

さらにこの時期、なんとお祓いにハマるという奇行をしておりました(恥)。

スピリチュアルなものに無関心・無関係だった私ですが、パートナーが仕事にでて1人になったある日の朝。冬で天気が曇りだったせいで、部屋の中が暗いと感じました。

突然、昔TVで誰かが「水の近くは霊の通り道」と言っていたことを思い出し「川に近い我が家にも悪霊がいる。がんもそのせいだ。」と思い込み、除霊を試みます。しかもYoutubeで。

「オン◎▲ソワカー!■◯△★ワカー!」と唱える霊媒師さんをフル画面・大音量で再生。しかもPCをその部屋の暗い一角に向けるという徹底ぶり。

霊媒師さんのアドバイスどおりに毎日部屋を拭き掃除し、玄関と窓に盛り塩線香を焚き…

「ほら!なんか部屋が明るくなったよね?気分軽くなったな!霊いなくなったね?(目つきヤバめ)」

掃除をすれば部屋も気持ちもスッキリするし、晴れた日は部屋も明るくなる…それだけの事なのに「除霊に成功した」等と言っていました。

そんな私の奇行を、パートナーは否定も肯定もせずに、基本は黙っていました。今思えば、とても恥ずかしいのですが、私がアレをして気が済んだのも事実なのです。一方で、心のどこかでは「自分はいま、冷静でないのかも」とうっすら気がついていました。

だからもし、パートナーから「バカじゃないの」「そんなわけあるか」等と全否定されていたら、矛盾する感情の逃げ場がなかったように思います。

盛り塩が欲しい」と言った私に、パートナーは無視も否定もせず「インターネットで買えるみたいだね」とか「近所の神社でも売ってるのかしら」と、客観のコメントを貫き続けました。

ただ1度だけ、動画を流しまくっている時、静かに独り言のように「あまりやりすぎると、他のものが寄ってきてしまうかもしれないなぁ」と言ったことがあります。

その瞬間私は「パートナーを巻き込んではいけない!私の価値観を押し付けてはダメだ!」と冷静になったのですが、結局、お祓い行為は、入院直前まで続きました(頻度は減りました)。

その後、入院中のある出来事で「祟りや呪いを病気の理由にすることのダメさ」を強烈に学んだのですが、それはまた後日書くことにいたします。

次回は「乳がん体験記② 精密検査〜入院手続き編」です。ではまた!

タイトルとURLをコピーしました