若い頃は特に暑がりで「冷え性」というのが理解できなかった私。エアコンの設定温度を下げまくっては、お局先輩から叱られていました。
そんな私もアラフィフになり、代謝の低下のせいでしょうか、「冷える」と感じることが多くなりました。特に雪国の冬がキツい。
しかし、いざ暖かく過ごそうにも、カリフォルニアのゆるい半袖短パン生活に甘やかされた結果、長袖のピタッとしたインナーが未だに我慢ならないという悩みを抱えています。
きつくないインナーを求めて
乳がん術後のインナー事情
元々タイトな服が苦手な上に、乳がんの手術以来、脇の下や腕まわりをしめつけるような服が一切着れなくなりました。リンパ浮腫のリスクを避けたいですし、天気が悪い日などは袖を通す着替えそのものが辛いからです。
乳がんの手術のあと数年後も続く痛みは「遷延性術後痛」と呼ばれ、「乳房切除後疼痛症候群(PMPS)」は半数の方が経験するそうです。私の場合、寒い日や雨の日に痛みがあります。
ですから冬も、フィット感が強めなヒートテック系の下着はダメで、大きめのメンズのルームウエアを重ね着してやり過ごしていました。
腰痛がきっかけで解決法を知る
そんなある日、ゲームのしすぎで 長時間のデスクワークによる腰痛(仙腸骨関節炎)が悪化し、対策をググっていたところ「腰を温めると良い」と書いてありました。
そして腰を温めるベストな方法が腹巻きだと。
腹巻きって、あのラクダ色の「バカボンのパパ」とか「変なおじさん」とかが着ているアレですかね?(発想が昭和でスンマセン)
なんか抵抗あるなぁ…とグズグズしていたら、パートナーが、女性用の腹巻きをサクッとネットで購入してくれました。シルバーと墨色って、なんかオサレ(ラクダ色じゃないのね)。
ビバ腹巻き!驚きの快適さ!
つけていることを忘れる快適さ
生まれて初めての腹巻きの感想は、「なにこれ!めっちゃ気持ちいい〜!」でした。
とにかく良く伸びるので圧迫感・窮屈感ゼロ。シルク99%の素材のせいか、蒸れて湿っぽくなったり、暑くなりすぎることがなく、「ずーっとじんわりあったかい」感じです。
極薄2mmでアウターに響かないのもポイントですね。洗濯にも強いです。
乳がん患者にもオススメ!袖を通さずに着用できる
一般的なピタッとしたインナーだと、どうしても胸の傷跡部分に不快感があるのですが、腹巻は痛みゼロ!ああこれを入院中に知っていたなら!
「腕を挙げずに着用できる上半身の下着」って、腹巻きだけではないでしょうか?服を着た後で「ちょっと寒いな」っていう時も、今着ているものを何も脱がずに、追いで装着できるのも助かります。
👉入院に必要な物リストは「乳がん闘病グッズ【入院・手術編】」をご参考にしてください。
内臓を温めることで健康に
カバーしているのはお腹だけなのに、なぜか体全体が暖かくなるというのも初めて知りました。
【腹巻きによる温活の効果】
- 血行が促進され基礎体温が上昇→冷えが改善
- 下痢や便秘の改善(腸活)
- 疲労回復に効く&美容にいい
確かに、腹巻きするようになってから、まず腰痛が収まりました。あとは念願の「薄着でも暖かい」状態になれたことで、良く眠れるようになりました。
たまに飲みすぎた夜など、布団の中でパジャマを脱ぎ、いつのまにかパンツ&腹巻きオンリーになっていたりするのですが、朝まで熟睡できているのは、お腹が冷えないからでしょうか。
ネットで見たら妊婦さん用の腹巻きもありますね。いい時代になったなぁ。ロングタイプは、お尻まですっぽり隠れますのでたしかに気持ちよさそうです。
オールシーズンの温活が可能
例えば夏でも、シャツをインしないでジーンズとか履くと、ベルトの金具がお腹にあたってヒヤっとしたり、お腹がスースーするってことないですか?
この「厚くない&暑くない」腹巻きなら、シャツ裾だしでもお腹冷えないでしょうね。季節を問わず、年中温活できそうです。
温活&デトックスにご興味ある方は「アラフィフの温活 入浴剤編」もどうぞご覧ください。