2022年は私にとって、変化の多い一年でした。中でも体重減少は、病院で検査を受けるほどびっくりした出来事です。「そうは言っても実は太ってないんじゃない?」と思う方、念のため現実を…少し前の写真を載せておきます。
「中年太りだから痩せるのムリ」と言い訳し続けたアラフィフ…
痩せるきっかけは意外なもので、びっくりするほど簡単なことでした。
誰にでもできることなので紹介したいと思います。
肥満からのDVやせ
動けるデブを目指した学生時代
筋骨隆々の父と、下半身デブの母から生まれたのは、ほどよく筋肉質の下半身デブでした。家族全員が運動神経ゼロ、貧乏ゆえに主食も主菜も副菜も炭水化物、休みの日はゴロゴロして過ごすという、肥満に最適の環境が揃っていました。
父の都合で転校を繰り返し、どこに行ってもいじめられました。食べる量を減らしても変化はなく、ニキビが増え、歯科矯正もしていたため、笑顔のない思春期。何かきっかけが欲しい…大学デビューしたいと考えました。
親元を離れ大学に入学すると、それまでの制約から解放され、酒を飲み、からあげやお菓子ばかり食べてますます太りました。MAX76kg!でも私は「動けるデブ」を目指してサークルに入り、明るさを取り戻していきました。
人生唯一の瘦せ期はDV
しかし状況は一変、親元に帰りたくない一心でDV夫と結婚。DVというと殴るといった暴力行為を想像される方が多いと思いますが、実際には様々な種類のDVが存在します。私の場合、人間関係を徐々に遮断された状態で経済的虐待を受けました。
生活費は月3万円、昼間の短時間バイトしか許されず、元夫側の親族以外とは会えず、生活は困窮しました。万引きする度胸もなく、何度か逃げては連れ戻され、飢餓のため衰弱して動けなくなり、体重32kg、心肺停止状態で発見されました。
救急搬送後も一度は元夫の実家に帰され更に悪化、医師のアドバイスでようやく長期入院できることになり脱出。しかし飢餓状態が長すぎたため全身の機能が低下しており、社会復帰までにおよそ10年を費やすこととなりました。
離婚後回復…からの増量
離婚が成立し、働き始めると、心身共に少しずつ回復していきました。販売職から事務職に転職する頃にはすっかり標準体重に戻りました。それをキープできれば良かったのですが、自由の喜びもあり、好きなものを好きなだけ食べて徐々に増量しました。
特に卸売業の事務をしていた頃は、早朝から深夜までの勤務が数年にわたって続いたストレスから、暴飲暴食を繰り返しました。同僚もみんな同じ体型なので、仕事中も遠慮せずお菓子を食べ、甘いジュースを飲み、帰れば酒を飲みました。
パートナー(めきゃ子)と再会した頃は既に太っていました。彼女が食事の管理や運動の指導をしてくれたおかげで少し減った時期もありましたが、イベントのたびにリバウンドすることを繰り返し、どんどん痩せにくい体質になっていきました。
これまで試したこと
太る→腰や膝が痛む、天候のせいにする→運動しない→でも食べる→太る…という無限ループからなかなか抜け出せません。現状を打破しようとこれまでも様々なことを試しました。思い出せるだけでもざっとこんな感じです。
- 炭水化物抜き
→パンが好き、米がうまい…継続断念 - 糖質制限
→書籍やクックパッドでレシピ検索したがネタ切れで継続断念 - ケトジェニック・ダイエット
→肉を食べたら酒がうまくなった… - 食事の重量重視(武豊方式)
→「(食べ物の)カロリーより重さに気を付けている」と聞いて実施
食欲に勝てず継続断念 - ○○だけ食べる
→外出先では難しく継続断念 - 禁酒
→長期間になると継続困難 - 市販の薬剤
→カプサイシンやマグネシウムを摂取するも変化なし - 筋トレ
→運動すればするほど食欲が増す - ランニング
→5年続けて一定の効果はあったが、コロナ流行で断念 - エステ
→キャンペーン利用してみたが全く効果なし - ダイエット用のスパッツ
→苦しくて履いていられない
何か1つくらいは効果があっても良さそうですが、結論から言うと、私の精神力の弱さでいずれも継続できませんでした。唯一続けていたランニングも、コロナ流行後のマスク着用でどうしても続けられず、結果かなりリバウンドしました。
2022年の異変と原因究明
ところが2022年春、再就職してから体重がみるみる落ちていきました。10kg減を超えたあたりから少し心配になり、病院で全身の検査も受けました。どこも悪くないという結果に安堵したものの、体重減少はその後も続きました。
2022年秋に退職、これでストレスから解放されて体重も落ち着くと思いました。実際しばらくは安定したのですが、今度は便秘が続くようになりました。腸のカメラ検査で大きな異常は見つかっていません。何か忘れている…と思い情報を整理しました。
運動量
私はここ数年、特別な運動はしていません。通勤に伴うウォーキングのみです。2021年までは往復で約6km、2022年は約5km。実際iPhoneのデータを確認したところ、年間平均距離は同じということが分かりました。つまり運動による体重減少説は除外されます。
食事と飲酒
2021年までは朝→コーヒー、昼→コンビニでサンドイッチ、夜→ボリューム満点ごはんでした。2022年からは朝→コーヒー+もつの洋風スープ、昼→手作り弁当、夜→ややヘルシーごはんという感じで、朝昼しっかり食べる分、全体量は増えました。
夜に食べる麺類をこんにゃく麺、白米を一部マンナンヒカリともち麦に変えていますが、量を減らしたり食材の制限をやめました。食事が原因かも…とは思いましたが、一緒に食べているパートナーに変化がないことから除外されます。
また、たまに外食もしますし、酒に至っては全くやめていません。アウトドアで食べる脂やアルコールのうまいこと!やめられる気がしません。我慢するストレスで爆食いすることは減りましたが、飲みながら食べています。
ストレス
たしかに退職する数か月前から強いストレスは感じていましたが、それでも食欲が落ちない鉄の胃を持っています。退職後も特に食べる量が変わることなく、ただし一度は体重減少が止まりました。止まった原因は便秘です。
体重計アプリで確認したところ、体重減少と体水分率が見事に反比例していました。仕事の都合で確かにこれまでより多く水分摂取してきたとは思います。
具体的には朝、自宅でコーヒーを1杯飲んだあと、出勤後に更にコーヒー1杯、日中はコンビニで買ったお茶を500ml、お昼に再びコーヒー1杯。利尿作用はありそうです。
ただ、これだけだと転職前とさほど変わりません。以前は飲んでおらず、2022年に飲んでいたもの…それはルイボスティーでした。でもそんなに効果があるものでしょうか?
ルイボス効果
ルイボスはマメ科植物で、南アフリカの先住民族たちは『不老不死のお茶』と呼んでいたそうです。主な効果を見れば、そう呼ばれることも頷けます。そしてダイエットと関わりの深い効果が多数あることが分かります。
- 血糖値の上昇を抑える
- 血流改善
- 老化防止
- アレルギー予防
- むくみ改善
- 貧血改善
- 便秘改善
- 睡眠の質の向上
改めて振り返ると、10時間近く座りっぱなしの仕事をしたにも関わらず、足が浮腫んだことはありませんでした(昔は着圧ソックスを履いていた)。これまでは何日も便が出ないことがデフォルトでしたが、尿も便も毎日スルスル出るようになりました。
自宅の体組成計とは別に、病院等にも導入され始めているInbodyで計測してみました。標準値から見ると体脂肪率が若干高め、それ以外はやや低めという結果になりました。
下半身に対して上半身の筋肉が弱いこと、利き腕の影響で左右のバランスが悪いことが分かりました。具体的な数値で提示されると、次回測定までに改善したい気持ちになります。
コンビニで安く売られていたから、という理由だけで飲んでいたルイボスティー。体重以外にも効果がありそうですし、ノンカフェインで夜飲んでも気にならず、何より味が美味しいので我が家はティーパックを大量買いしました!
実は私、お茶を飲むと具合が悪くなる体質…
でもルイボスティーは具合が悪くならず美味しい!
ほのかな甘みとすっきりした後味でどんな食事にも合います
まとめ
すべての方に効果があるか分かりませんが、特にこだわりなく毎日何かを飲んでいるのでしたらルイボスティーをおすすめします。腎臓などに持病をお持ちの方は、自己判断で大量に飲まず、一度担当医に相談してください。
もしお時間があれば気分転換もかねて、1日20分くらい外を歩くことをおすすめします。生活動線だけでも意外と歩きますので、20分歩けば1日トータルで4~5㎞歩くことになります。片道10分と考えればそう遠くまで行く必要はありません。
私は欲張りなので、食べながら健康的な体型であればいいなぁと思っています。そのために、軽いおさんぽとルイボスティーを飲むことは続けていこうと思います。「そんなことか」と思った皆様、年末年始ご馳走をたくさん食べたあとに是非お試しください!