私たちが旅先を選定する際は、食べ物とお散歩コースを調べます。景色を楽しみながら軽く運動して食べるごはんの旨さよ!そこに温泉があったらもう極楽です。
今回は山形県上山市で楽しめる「クアオルト」について紹介したいと思います。
クアオルト(kurort)はドイツ語で「療養地」という意味。クア(kur)が「治療、療養・保養のための滞在」、オルト(ort)が「場所」を意味しており、治療、療養・保養するための場所という意味があります。
出典:『日本クアオルト協議会』
かみのやま温泉はアクセス良好
かみのやま温泉は山形駅から新幹線で9分、在来線で12分の距離にある温泉街です。ちなみに東京から山形は新幹線で最短2時間半、おとなり仙台からは高速バスで約1時間です。
かみのやま温泉の東に位置する蔵王温泉もお釜や樹氷、スキー場で有名です。二泊三日で温泉三昧も良さそうですね。
クアオルトってなに?
クアオルトの語源については先に記載しましたが、上山市のホームページにわかりやすい説明がありました。
ドイツでは心臓のリハビリや高血圧の治療として実施される運動療法「気候性地形療法」を取り入れ、医科学的根拠に基づく“頑張らないで楽しく運動効果を高める”クアオルト健康ウォーキングを、専門のガイドが案内して年間360日開催しています。
また、四季折々の地元食材を生かした栄養バランスに富んだ食事の提供、“あたたまりの湯・美肌の湯”温泉を活用した取組など、健康づくりには大切な三大要素「運動・栄養・休養」がギュッと詰まっており、予防から治療まで、地域資源を活かした楽しみながら実践できる総合的な健康づくりを推進しています。
出典:上山市ホームページ
つまり
- 医学的に実証済みのウォーキングに適した気候とコース
- 地産地消のうまいもの
- 心身の疲れを癒す温泉
これらすべてが揃った類稀なる温泉地なのです。
そして上山市にはなんと、ドイツ・ミュンヒェン大学アンゲラ・シュー教授より鑑定を受けた、日本唯一の認定8コースを含む約20コースが整備されているのです!
まずは山形の食を堪能
腹が減ってはクアオルトは楽しめぬ、ということでまずは腹ごしらえにそばをいただきました。
湯蕎庵 味津肥盧 (みつひろ)で食べた天ざるそば、天ぷらはサックサク、そばは程よい香りと歯ごたえで大満足です。
歩き始める前に栗川稲荷神社で安全祈願を。
運動のあとの温泉は最高!
私たちは地図を片手に西山コースへと向かいました。土地勘がなく不安な方はツアーもございますのでご安心ください。
早速の上り坂にヒィヒィ言いながらアラフィフ2人組、登ります。お散歩好きだけど如何せん、運動不足の2人…毎回反省しています。きつい坂の上には小さな祠がありました。
上りで心拍数が上昇し、標高が上がることで体表面温度が少し下がる、この状態が「気候地形療法」に適しているのだそうです。ここから下りになり、会話も弾みます。
途中には手作り感のある休憩所(こもれび荘)や看板が設置されていて、初めて歩く方も迷うことなく安心して進むことができます。
沢山歩いたらやっぱりこれ!温泉街だからこそ堪能できる足湯です。まずはここで疲れを癒して宿まで頑張って歩きます。
今回私たちが歩いたコースの他にも、様々なコースが用意されています。何度行っても楽しめるかみのやま温泉、是非機会があれば歩いてみてください。