焼酎初体験はアメリカ
若い頃は、焼酎を飲む= オヤジ臭い 酒の強い人、と思っていました。そもそも甲類と乙類の違いも知らなかったので、焼酎=ワンカップというイメージがありました。
そんな私が本格焼酎を初めて飲んだのは、アメリカです。勤めていた会社の社長が日系人で、クリスマスに日本から空輸されてくる高価な日本酒や焼酎を、新年のパーティで振る舞ってくれたのです。
初体験の相手は、カメの中にうやうやしく入っており、ロックで頂いた感想は「まろやかで甘い!(糖質ないのになぜ?)」でした。
興味を持ったものの、当時日系スーパーで売っていたのは、麦焼酎のいいちこや銀座のすずめ、芋焼酎の黒霧島くらい。冬はそれらを熱々のお湯で割り、湯呑の中で梅干しを潰して飲むという、カリフォルニア人がドン引きする飲み方をしていました。
あのオヤジ飲みをもう一度
あれから10年。居酒屋で日本酒の熱燗を頼むことが多くなった寒い冬の日。急に焼酎のお湯割りを懐かしく思い出しました。思い立ったが吉日、早速コンビニへ。パジャマ姿で黒霧島ワンカップ1本のみを購入するの中年女に、店員さんが憐憫のまなざしを送ってきます。
早速お湯割りを試すと、、、旨い!「アチチ〜、これよこれ〜懐かしいわ〜」と、パートナーにドヤ顔で通ぶる私。でも2杯目からがなんかぬるい。
お酒によっては、「ぬる燗が一番」とか、上級者のオススメ温度があるのでしょうが、今は誰がなんと言おうと、私はアチチ!キクー!を飲みたいのです。
熱燗器という救世主
雪国 in ジャパンの「お湯割りがすぐ人肌になる問題」を解決すべく、発見したのが熱燗器。
我が家は安価な「ツインバード 酒燗器 熱燗 1.5合」を選びました。
レバーで4段階の温度設定(人肌燗・上燗・熱燗・飛切燗/37~60℃)が可能です。上級者は、温度で変わる風味を愉しめそうですが、私が必要としているのは常に飛切燗です。
お酒をセットして約13分でおいしい燗酒の出来上がり。吹きこぼれや加熱しすぎの心配ナシ。
早速これで、おうち居酒屋ごっこをやってみました。
鶏南蛮、ちくわの青のり揚げ、だし巻き卵、きんぴらごぼう、ツナアボ枝豆、もやしのナムル、漬物各種。飲むために食べるのか、食べるために飲むのか。ああ、素敵、素敵よ、おうち居酒屋。
素晴らしいのは、あたため直しやおかわりも全く席を立たずに楽しめることです。爆食爆飲がデフォルトの私たちにはぴったりです。お正月にもぴったりですね!
ところで、熱燗が好みの私も、水割りが好みのパートナーも楽しめるように、原料やタイプの違う焼酎をいくつか買ってみました。
こちらについては、次回「旨い焼酎が飲みたい 飲み比べ編」にてご報告します。